文化的な歴史を無視する形で個々人が勝手に創造を行なっていても、歴史の反復や他者の作品への理解やリスペクト(敬愛)の欠如といった問題を抱えながら、文化は右往左往するだけの混沌としたものになってしまうでしょう。こうした問題意識を抱えながらフリーカルチャーの近未来を見渡すとき、著作権が当初から備えている理想―作者個人の利益と社会全体の利益のバランス調整―をどのようにインターネット上で実現するか、そしてどのように作者同士が創作活動を通して交流を行ない、共通の歴史を作り上げていけるかといった課題が浮かび上がってきます。そしてこれらの課題に応えるためには法律家による作業以上にアーティストやエンジニアの積極的な参加が必要となっています。
『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック』 p.266-267 (by-nc-sa) (via hexe)
06/07/12 at 7:45am
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